毎朝日

地震でビル鉄塔が損傷か、八戸市が避難指示 補修に3週間見込み

損傷が確認された鉄塔は、高さ29メートルのNTT青森八戸ビルの屋上に建つ。地上約50メートル地点で、1本の支柱が破断しているのが確認された=青森県八戸市柏崎4丁目、NTT東日本提供
損傷が確認された鉄塔は、高さ29メートルのNTT青森八戸ビルの屋上に建つ。地上約50メートル地点で、1本の支柱が破断しているのが確認された=青森県八戸市柏崎4丁目、NTT東日本提供

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8はち日日にち夜夜よるに青森県あおもりけん東方とうほう沖沖おきで発生はっせいした地震じしんで、同県けん八戸市はちのへしにあるNTTえぬてぃてぃ東日本ひがしにほんの鉄塔てっとう(高さたかさ約約やく70メートルめーとる)で損傷そんしょうが見つかったみつかった。倒壊とうかいするおそれおそれがあるとして、市市しは11じゅういち日日にち、周辺しゅうへんの48よんじゅうはち世帯世帯せたいに避難ひなん指示指示しじを出しだし、付近ふきんの道路どうろは一部いちぶで通行止めつうこうどめとなっている。

NTTえぬてぃてぃ東ひがしひがし日本にほんにほんによると、鉄塔てっとうはNTTえぬてぃてぃ青森あおもり八戸はちのへビル(高さたかさ約やくやく30メートルめーとる)の屋上おくじょうにあり、1970年1970ねんに建てられたたてられた。同社どうしゃは「現時点げんじてんでは直ちにただちに倒壊とうかいする恐れおそれは低いひくい」とみるみる一方いっぽう、補修ほしゅうに3さん週間しゅうかんを見込むみこむ。

同社どうしゃが最大さいだい震度しんど6強きょうを観測かんそくした地震じしんの翌日よくじつの9日にちに損傷そんしょうを把握はあくし、10日にちにドローンどろーんで調べるしらべるたところ、鉄塔てっとうを支えるささえる4本ほんの柱はしらのうち1本ほんが地上ちじょうから約50メートルめーとるの地点ちてんで破断はだん。鉄塔てっとうの鉄骨てっこつを固定こていするボルトぼると計約1千せん本のうち19本ほんが落ちるおちるていた。今年ことし9月がつに定期ていき点検てんけんをしたした時には、異常いじょうは確認かくにんされなかったという。

今回こんかいの地震じしんをめぐめぐっては1いち週間しゅうかん程度ていどていどは続つづけて大地震だいじしんが発生はっせいする可能性かのうせいがあり、それによって鉄塔てっとうが倒壊とうかいする可能性かのうせいもあることから、同社どうしゃはビルびるの半径はんけい50メートルめーとる以内いないいないの住人じゅうにんに避難ひなんを呼びかけよびかけている。鉄塔てっとうには携帯電話けいたいでんわ事業者ぎょうしゃのモバイルもばいる通信つうしん用ようようのアンテナあんてながついついているが、同社どうしゃはアンテナあんてな自体じたいじたいは機能きのうし、通信つうしんへの影響えいきょうはないとしている。

鉄塔てっとうの損傷そんしょうを受け、市しは11日にち午前ごぜん0時じに周辺しゅうへん48世帯せたいに避難ひなん指示しじを出した。国土交通省こくどこうつうしょう青森あおもり河川かせん国道こくどう事務所じむしょもその後、周辺しゅうへんの国道こくどう45号ごうを約1キロきろ通行止めつうこうどめにした。いずれも解除かいじょのめどめどは立ってたっていないという。

鉄塔てっとうのあるNTTえぬてぃてぃ青森あおもり八戸はちのへビルびるは、JRじぇいあーる本八戸もはちのへ駅えきから約800はっぴゃくメートルめーとる離れた住宅街じゅうたくがいの中にある。地元じもとの公民館こうみんかんには11じゅういち日午前ごぜん、近隣住民じゅうみん5人にんが避難ひなんしていた。

ビルびるから50ごじゅうメートルめーとるほどの場所ばしょに住むすむ小川おがわ廣志ひろしさん(83はちじゅうさん)は、ラジオらじおで鉄塔てっとうの損傷そんしょうを知ったしった。1いち週間しゅうかん程度は続けてつづけて大地震だいじしんが発生はっせいする可能性かのうせいがある「北海道ほっかいどう・三陸沖さんりくおき後発地震こうはつじしん注意情報ちゅういじょうほう」が発表はっぴょうされていることから、「次つぎに大きいおおきい揺れゆれが来たきたときに鉄塔てっとうが倒れないたおれないとも言えないいえない」と考えかんがえ、避難ひなんを決めたきめた。「鉄塔てっとうが壊れるこわれるなんて信じられないしんじられない。早くはやく家いえに帰りたいかえりたい」と話したはなした。

今回こんかい、八戸市はちのへしが周辺しゅうへんに避難ひなん指示しじを出だしたのはNTTえぬてぃてぃ東日本ひがしにほんから報告ほうこくを受うけた7なな時間じかん後だっただった。熊谷くまがい雄一ゆういち市長は11じゅういち日の記者会見きしゃかいけんで対応たいおうが後手ごてに回まわったことことを認めみとめた。

市しによると、NTTえぬてぃてぃから鉄塔てっとうの損傷そんしょうについて報告ほうこくがあったのは10じゅう日にち午後ごご5時じだった。熊谷市長くまがいしちょうは「明日あした(11じゅういち日にち)、正式せいしきな報告ほうこくがあるという話はなしだった」としてその時点じてんでは特段とくだんの対応たいおうはしなかったという。その後あとに「再考さいこうして県けんとも連絡れんらくを取とった」という。

NTTえぬてぃてぃと市しの職員しょくいんが避難ひなん対象たいしょうとなった48よんじゅうはち世帯せたいを訪問ほうもん。15じゅうご世帯せたいに通知つうちができたが、33さんじゅうさん世帯せたいは不在ふざいだった。11じゅういち日午後ごご2時じ現在で3さん世帯せたい5ご人にんが柏崎かしわざき公民館こうみんかんに避難ひなんしているという。

Vocabulary

Word (Furigana)JLPT LevelPart of SpeechMeaning
発生する (はっせいする)N2Irregular verbto occur
損傷 (そんしょう)N2Noundamage
倒壊する (とうかいする)N2Irregular verbto collapse
指示する (しじする)N2Irregular verbto instruct
通行止め (つうこうどめ)N2Nounroad closure
見込む (みこむ)N2Godan verbto expect
把握する (はあくする)N2Irregular verbto grasp
調べる (しらべる)N3Godan verbto investigate
固定する (こていする)N2Irregular verbto fix
落ちる (おちる)N3Ichidan verbto fall
確認する (かくにんする)N2Irregular verbto confirm
可能性 (かのうせい)N2Nounpossibility
呼びかける (よびかける)N2Ichidan verbto call out
機能する (きのうする)N2Irregular verbto function
影響 (えいきょう)N2Nouninfluence
解除する (かいじょする)N2Irregular verbto lift (a restriction)
立つ (たつ)N3Godan verbto stand
住む (すむ)N3Godan verbto live
知る (しる)N3Godan verbto know
考える (かんがえる)N3Ichidan verbto think
決める (きめる)N3Ichidan verbto decide
受ける (うける)N3Ichidan verbto receive
認める (みとめる)N2Ichidan verbto recognize
再考する (さいこうする)N2Irregular verbto reconsider
訪問する (ほうもんする)N2Irregular verbto visit
通知する (つうちする)N2Irregular verbto notify
不在 (ふざい)N2Nounabsence
住人 (じゅうにん)N2Nounresident
近隣 (きんりん)N2Nounneighboring
可能 (かのう)N2Nounpossible
直ちに (ただちに)N2Adverbimmediately
大きい (おおきい)N3い-adjectivebig
早く (はやく)N3Adverbquickly

Grammar and Sentence Structure

  1. Sentence: 「倒壊するおそれがあるとして、市は11日、周辺の48世帯に避難指示を出し、付近の道路は一部で通行止めとなっている。」

    Grammatical Points:

    • 「倒壊するおそれがある」: This phrase uses the noun 「おそれ」 (osore), which means “fear” or “risk,” combined with the verb form 「倒壊する」 (to collapse). The structure indicates that there is a risk of collapse.
    • 「として」: This is a conjunction that means “based on” or “as a result of.” It connects the reason for the action taken by the city.
    • 「避難指示を出し」: This is a compound verb phrase where 「出す」 (dasu) means “to issue” or “to give,” and it is in the gerund form, indicating that this action is happening concurrently with the previous clause.

    Structure:

    • The sentence begins with the subject (倒壊するおそれがあるとして) indicating the reason for the action.
    • The main clause follows, stating the action taken by the city (市は11日、周辺の48世帯に避難指示を出し).
    • The sentence concludes with an additional piece of information about the roads (付近の道路は一部で通行止めとなっている), indicating that some roads are closed.
  2. Sentence: 「同社が最大震度6強を観測した地震の翌日の9日に損傷を把握し、10日にドローンで調べたところ、鉄塔を支える4本の柱のうち1本が地上から約50メートルの地点で破断。」

    Grammatical Points:

    • 「観測した」: This is the past tense of the verb 「観測する」 (to observe), indicating that the company observed something in the past.
    • 「ところ」: This is used to indicate the context or situation in which something happened, often translated as “when” or “at the point that.”
    • 「破断」: This noun means “break” or “fracture,” and it is used here to describe the condition of one of the pillars.

    Structure:

    • The sentence starts with the subject (同社が最大震度6強を観測した地震の翌日の9日に) which sets the time and context for the action.
    • It then describes the action taken on that day (損傷を把握し、10日にドローンで調べたところ).
    • Finally, it provides the result of the investigation (鉄塔を支える4本の柱のうち1本が地上から約50メートルの地点で破断), detailing the specific damage found.
  3. Sentence: 「今回の地震をめぐっては1週間程度は続けて大地震が発生する可能性があり、それによって鉄塔が倒壊する可能性もあることから、同社はビルの半径50メートル以内の住人に避難を呼びかけている。」

    Grammatical Points:

    • 「をめぐって」: This phrase means “regarding” or “concerning,” indicating the topic of discussion.
    • 「可能性があり」: This phrase indicates the existence of a possibility, where 「可能性」 (kanousei) means “possibility,” and 「あり」 is the existence form of the verb 「ある」.
    • 「ことから」: This phrase means “because of” or “from the fact that,” indicating a causal relationship.

    Structure:

    • The sentence begins with the topic (今回の地震をめぐっては) which sets the context for the discussion.
    • It then states the potential for future earthquakes (1週間程度は続けて大地震が発生する可能性があり).
    • The sentence continues to explain the implications of this situation (それによって鉄塔が倒壊する可能性もあることから).
    • Finally, it concludes with the action taken by the company (同社はビルの半径50メートル以内の住人に避難を呼びかけている), indicating that they are urging residents to evacuate.

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