毎朝日

伊藤忠、ビッグモーターの買収検討を発表 創業家も「影響排除」同意

東京都内のビッグモーターの店舗=2023年8月11日
東京都内のビッグモーターの店舗=2023年8月11日

Link to the original article

伊藤忠商事いとうちゅうしょうじは17日にち、中古車しゃ販売はんばい大手ビッグモーターびっぐもーたー(BM)に対たいし、買収ばいしゅうを含ふくむ企業きぎょう再建さいけんの支援しえんを検討けんとうしていると発表はっぴょうした。資産しさんなどの査定さていを独占どくせん的に進すすめる合意ごうい書を同どう日にち締結ていけつし、2024年ねん春はるごろまでに結論けつろんを出だす見通みとおししだ。支援しえんを引ひき受うける場合ばあい、伊藤忠いとうちゅうは兼けん重じゅう宏行ひろゆき前ぜん社長しゃちょうら創業そうぎょう家かの影響えいきょうを排除はいじょすることを条件じょうけんとする方針ほうしんで、創業そうぎょう家か側も同意どういしているという。

BMびーえむは不適切ふてきせつな修理しゅうりや保険金ほけんきんの不正請求ふせいせいきゅう問題もんだいの発覚はっかく後、中古車ちゅうこしゃの販売はんばいが急減きゅうげんするなど業績ぎょうせきが悪化あっか。自力じりきでの再建さいけんが難むずかしくなり、支援しえん先の企業きぎょうを探さがしていた。伊藤忠はグループぐるーぷも含ふくめて、車くるまやタイヤたいやの販売はんばい、レンタカーれんたかー、保険ほけんの取り扱とりあつかいなど幅広はばひろい自動車じどうしゃ関連かんれん事業じぎょうを抱かかえており、BMびーえむの買収ばいしゅうで既存きそん事業じぎょうとの相乗効果そうじょうこうかが出だせる可能性かのうせいがあるとみている。

支援の検討けんとうは、子会社こがいしゃのエネルギーえねるぎー商社しょうしゃ「伊藤忠いとうちゅうエネクスえねくす」、企業きぎょう再生さいせいファンドふぁんど「ジェイ・ウィル・パートナーズじぇい・うぃる・ぱーとなーず(JWP)」との3社しゃで進めるすすめる。再建策さいけんさくはJWPを中心ちゅうしんに検討けんとうし、伊藤忠いとうちゅう側がわは将来しょうらいの事業じぎょう展開てんかいを詰めるつめるという。

BMはは、兼重前まえ社長らの資産しさん管理かんり会社かいしゃが株式かぶしきの100%を所有しょゆうしているオーナーおーなー企業きぎょう。関係者によると、伊藤忠はは資本しほん、経営けいえいの両面りょうめんで創業家そうぎょうかの関与かんよや影響えいきょうをなくすことを支援しえんの条件じょうけんにしていることを伝つたえており、創業家そうぎょうか側がわもこれを了解りょうかいしているという。

支援を引き受けたひきうけた後に新たあらたな問題もんだいが発覚はっかくした場合ばあい、伊藤忠いとうちゅう自身のブランドぶらんどが傷つくきずつくリスクりすくもあるため、同社どうしゃは査定さていを慎重しんちょうに進めていくすすめていく方針ほうしん。再建さいけんの可能性かのうせいを検証けんしょうする資産しさん査定さていの結果けっか次第しだいでは、手てを引くひく可能性かのうせいもあるほか、BM全体ぜんたいの買収ばいしゅうではなく、必要ひつような事業じぎょうや資産しさんを選別せんべつして買いとるかいとる形になる可能性かのうせいもあるという。

BMは「当社とうしゃの事業じぎょう再建さいけんに向むけた出資しゅっし検討けんとうのための査定さていを開始かいししていただくべく基本きほん合意ごうい書しょを結むすんだ。信頼しんらい回復かいふくに向むけて全力ぜんりょくを尽つくくしていく」などとするコメントコメントを出だした。(青田あおた秀樹しゅうき)

Vocabulary

Word (Furigana)JLPT LevelPart of SpeechMeaning
販売 (はんばい)N3Nounsales
含む (ふくむ)N4Verb (Godan)to include
企業 (きぎょう)N3Nouncompany, enterprise
再建 (さいけん)N2Nounreconstruction
支援 (しえん)N2Nounsupport, aid
検討 (けんとう)N3Nounconsideration, examination
発表 (はっぴょう)N3Nounannouncement
査定 (さてい)N1Nounassessment, appraisal
独占的 (どくせんてき)N1Adjectivemonopolistic
締結 (ていけつ)N1Nounconclusion, signing
結論 (けつろん)N2Nounconclusion
引き受ける (ひきうける)N3Verb (Ichidan)to undertake
兼重 (かねしげ)N/ANounKaneshige (name)
創業家 (そうぎょうか)N1Nounfounder’s family
排除 (はいじょ)N1Nounexclusion
不適切 (ふてきせつ)N1Adjectiveinappropriate
不正 (ふせい)N2Nounfraud, injustice
業績 (ぎょうせき)N2Nounachievement, performance
再建 (さいけん)N2Nounreconstruction
自力 (じりき)N1Nounone’s own efforts
探す (さがす)N4Verb (Godan)to search for
幅広い (はばひろい)N2Adjectivewide, broad
相乗効果 (そうじょうこうか)N1Nounsynergistic effect
検討 (けんとう)N3Nounconsideration, examination
再建策 (さいけんさく)N1Nounreconstruction plan
事業展開 (じぎょうてんかい)N1Nounbusiness development
資産 (しさん)N2Nounassets
了解 (りょうかい)N2Noununderstanding
査定 (さてい)N1Nounassessment, appraisal
傷つく (きずつく)N3Verb (Godan)to be damaged
選別 (せんべつ)N1Nounselection
出資 (しゅっし)N1Nouninvestment

Grammar and Sentence Structure

  • 伊藤忠は兼重宏行前社長ら創業家の影響を排除することを条件とする方針で、創業家側も同意しているという。

    1. This sentence includes the grammar point “を条件とする” which means “to make something a condition.”
    2. The structure of the sentence is: [Noun]を条件とする + [Noun]で + [Verb phrase]. In this case, the noun is “兼重宏行前社長ら創業家の影響を排除すること” (the act of excluding the influence of the former president and the founding family), and the verb phrase is “同意している” (agree).
  • 支援の検討は、子会社のエネルギー商社「伊藤忠エネクス」、企業再生ファンド「ジェイ・ウィル・パートナーズ(JWP)」との3社で進める。

    1. This sentence includes the grammar point “との” which means “with” or “and.”
    2. The structure of the sentence is: [Noun]との + [Number] + [Noun]で + [Verb phrase]. In this case, the noun is “子会社のエネルギー商社「伊藤忠エネクス」、企業再生ファンド「ジェイ・ウィル・パートナーズ(JWP)」” (subsidiary energy trading company “Itochu Enex” and corporate turnaround fund “Jay Will Partners”), and the verb phrase is “進める” (proceed).
  • BMは「当社の事業再建に向けた出資検討のための査定を開始していただくべく基本合意書を結んだ。

    1. This sentence includes the grammar point “ための” which means “for the purpose of” or “in order to.”
    2. The structure of the sentence is: [Noun]ための + [Noun]の + [Verb phrase]. In this case, the noun is “当社の事業再建に向けた出資検討” (consideration of investment for the reconstruction of our company), and the verb phrase is “開始していただくべく基本合意書を結んだ” (concluded a basic agreement to start).

Quiz

Test your comprehension of the article!