毎朝日

オッペンハイマーの孫が来日会見 「核に限らず兵器使うべきでない」

記者の質問に答えるチャールズ・オッペンハイマーさん(右)=2024年6月3日午後5時18分、東京都千代田区の日本記者クラブ、小林正明撮影
記者の質問に答えるチャールズ・オッペンハイマーさん(右)=2024年6月3日午後5時18分、東京都千代田区の日本記者クラブ、小林正明撮影

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米国べいこくの原爆げんばく開発かいはつ「マンハッタンまんはったん計画けいかく」を指揮しきし、「原爆げんばくの父ちち」と呼よばれた理論りろん物理学者ぶつりがくしゃJ・ロバートろばーと・オッペンハイマーおっぺんはいまー博士はかせ(1904~67)の孫まごチャールズ・オッペンハイマーおっぺんはいまー氏(49)が3日にち、東京とうきょう・日本にほん記者きしゃクラブくらぶで記者きしゃ会見かいけんした。

原爆げんばく使用しようについての見解けんかいを問とわれ、「核かく兵器へいきに限かぎらず、あらゆる兵器へいきを使つかうべきではない。祖父そふは戦後せんご、核かく兵器へいきの国際こくさい管理かんりによって軍備ぐんび競争きょうそうを阻止そししようとした」と語かたった。

祖父そふを描えがいた映画えいが「オッペンハイマーおっぺんはいまー」は世界せかいで大だいヒットひっとし、米べいアカデミー賞あかでみーしょう7冠かんを獲得かくとくするなど注目ちゅうもくを集あつめた。原爆げんばくを開発かいはつした祖父そふが残のこした教訓きょうくんについて、チャールズ氏ちゃーるずしは「人類じんるい存続そんぞくの危機ききに対処たいしょするために団結だんけつしなくてはならない。軍備ぐんび競争きょうそうをしなければ、いまのような危機きき的状況じょうきょうにはならなかった。今いまこそロバート・オッペンハイマーろばーと・おっぺんはいまーの声こえを聞きく時ときだ」と語かたった。「特とくに緊張きんちょうが高たかまっている核かく大国たいこくの米国べいこく、ロシアろしあ、中国ちゅうごくの緊張きんちょう緩和かんわを図はからなければならない。それは、日本にほんが提唱ていしょうするのが一番いちばん良よい」と述のべた。

チャールズちゃーるず氏はNPO「オッペンハイマー・プロジェクトおっぺんはいまー・ぷろじぇくと」を2019年ねんに立たち上あげ、核かく分裂ぶんれつ技術ぎじゅつの平和へいわ利用りようを通つうじて、エネルギーえねるぎー不足ふそくや気候変動きこうへんどうの課題かだい解決かいけつに取とり組くんでいる。1日にちには広島ひろしま平和へいわ記念きねん公園こうえんを初はつ訪問ほうもんし、被爆者ひばくしゃの証言しょうげんを聞きいた。

祖父そふロバートろばーと氏は1960年ねんに知的ちてき交流こうりゅう委員会いいんかいの招まねきで来日らいにちし、東京とうきょうや京都きょうとなどを訪たずれたが、被爆ひばく地ちの広島ひろしま・長崎ながさきには行いかなかった。原爆げんばく開発かいはつについて記者団きしゃだんに問とわれ、「原爆げんばくの技術的ぎじゅつてき成功せいこうに関与かんよしたことについては後悔こうかいしていない」と答こたえていた。(田井中たいなか雅人まさと)

Vocabulary

Word (Reading)JLPT LevelPart of SpeechMeaning
指揮する (しきする)N2Verbto command, to lead
呼ぶ (よぶ)N4Verbto call, to name
語る (かたる)N3Verbto talk, to tell
描く (えがく)N3Verbto depict, to draw
阻止する (そしする)N1Verbto prevent, to obstruct
獲得する (かくとくする)N2Verbto acquire, to obtain
注目する (ちゅうもくする)N2Verbto pay attention, to focus
残す (のこす)N3Verbto leave, to remain
対処する (たいしょする)N2Verbto deal with, to cope with
団結する (だんけつする)N2Verbto unite, to rally
聞く (きく)N4Verbto listen, to hear
高まる (たかまる)N2Verbto rise, to increase
緩和する (かんわする)N1Verbto alleviate, to ease
提唱する (ていしょうする)N1Verbto advocate, to propose
述べる (のべる)N3Verbto state, to express
立ち上げる (たちあげる)N2Verbto establish, to launch
取り組む (とりくむ)N2Verbto tackle, to deal with
聞く (きく)N4Verbto listen, to hear
訪問する (ほうもんする)N3Verbto visit
聞く (きく)N4Verbto listen, to hear
訪れる (おとずれる)N3Verbto visit
行く (いく)N5Verbto go
問う (とう)N1Verbto ask
関与する (かんよする)N1Verbto be involved, to participate
後悔する (こうかいする)N2Verbto regret
答える (こたえる)N4Verbto answer
言われる (いわれる)N3Verbto be told
知的 (ちてき)N1Adjectiveintellectual
技術的 (ぎじゅつてき)N1Adjectivetechnical
危機的 (ききてき)N1Adjectivecritical
特に (とくに)N3Adverbespecially

Grammar and Sentence Structure

  1. 「祖父は戦後、核兵器の国際管理によって軍備競争を阻止しようとした」と語った。
  • Grammatical points:

    • 〜によって: This is a grammar point used to indicate the means or method by which something is done.
    • 〜しようとした: This is a grammar point used to express an attempt to do something.
  • Structure of the sentence:

    • Subject: 祖父 (grandfather)
    • Topic marker: は
    • Time reference: 戦後 (after the war)
    • Action: 核兵器の国際管理によって軍備競争を阻止しようとした (attempted to prevent an arms race through international management of nuclear weapons)
    • Direct quotation: と語った (said)
  1. 「人類存続の危機に対処するために団結しなくてはならない。」
  • Grammatical points:

    • 〜に対処するために: This is a grammar point used to express the purpose or goal of an action.
    • 〜なくてはならない: This is a grammar point used to express necessity or must do something.
  • Structure of the sentence:

    • Subject: 人類 (humanity)
    • Action: 存続の危機に対処する (deal with the crisis of survival)
    • Purpose: 団結しなくてはならない (must unite)
  1. 「それは、日本が提唱するのが一番良い」と述べた。
  • Grammatical points:

    • それは: This is a grammar point used to refer to something previously mentioned.
    • 〜が一番良い: This is a grammar point used to express that something is the best or most preferable.
  • Structure of the sentence:

    • Subject: 日本 (Japan)
    • Action: 提唱する (propose)
    • Comment: 一番良い (the best)
    • Quotation: と述べた (stated)

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