「新総裁の資質問う条件」野党が再調査要求　旧統一教会との面談報道

Link to the original article

安倍あべ晋三しんぞう首相（当時とうじ）が2013年の参議院さんぎいん選挙せんきょ直前、世界せかい平和へいわ統一とういつ家庭かてい連合れんごう（旧きゅう統一教会とういつきょうかい）の会長かいちょうらと自民党じみんとう本部ほんぶで面談めんだんしていたとみられるとの朝日新聞あさひしんぶんの報道ほうどうを受け、野党やとう各党が17日にち、自民党じみんとうを批判ひはんした。安倍あべ氏と教団きょうだんとの関係かんけいなどについて、再調査さいちょうさを求めるもとめる声が相次いであいついでおり、次期じき衆院選しゅういんせんでも焦点しょうてんとなりそうだ。

立憲民主党りっけんみんしゅとうの野田のだ佳彦よしひこ元首相しゅしょうは17日にち、国会こっかい内で記者団きしゃだんに「少なくともすくなくとも（自民党じみんとうの）新しん総裁そうさいが決まったらきまったら、次つぎの国会こっかいまでに調査ちょうさし、国会こっかいにきちんときちんと報告ほうこくしてほしい」とした上うえで、「調査ちょうさをするのかしないのかは、新しん総裁そうさい・新しん首相しゅしょうの資質ししつを問うとう大きなおおきな条件ではないか」と指摘してきした。

野田のだ氏は2022年にせんにじゅうにねんの衆院しゅういん本会議ほんかいぎで故こ安倍あべ晋三しんぞう元首相しゅしょうを追悼ついとうする演説えんぜつをした際さい、安倍あべ氏の「強烈きょうれつな光ひかり」と「そのその先さきに伸びたのびた影かげ」に言及げんきゅうしたことを強調きょうちょう。「影かげの部分ぶぶんの一つひとつは裏金うらがね問題、もうもう一つが旧きゅう統一教会とういつきょうかいとの関係かんけいだ」とした上うえで、「新たあらたな事実じじつが出てきたでてきたということは、これはこれは重くおもく受け止めうけとめなければいけない」と述べたのべた。さらに「調査ちょうさをしないで、裏金うらがね問題も旧きゅう統一教会とういつきょうかいの問題もんだいもくさいくさいものにはふたふたをしてすぐすぐ総選挙そうせんきょをやるならば、国民こくみんがどういうどういうしっぺ返ししっぺがえしをするか。そういうそういう総選挙そうせんきょになるだろう」と指摘してきした。（松井まつい望美のぞみ）

立憲民主党りっけんみんしゅとうの枝野えだの幸男ゆきお前代表だいひょうは17日にち午前ごぜん、「トップとっぷ同士がが党本部とうほんぶで会っているあっているわけで、組織的そしきてきな連携れんけいであったことはもう否定ひていし難いがたい事実じじつだと思うおもう」と指摘してき。自民じみんがこれまで組織的そしきてきな関係かんけいを否定ひていしてきたことを踏まえふまえ、「自民じみんの調査ちょうさや説明せつめいが全くまったく虚偽きょぎだった。再調査さいちょうさし、実態じったい解明かいめいをしてもらわなければならない」と述べたのべた。視察先しさつさきの北海道ほっかいどう苫前町とままえちょうで記者団きしゃだんの取材しゅざいに答えたこたえた。

枝野えだの氏は自民党じみんとう総裁選そうさいせんの各かく候補者こうほしゃもこの問題もんだいの認識にんしきと対応たいおうを明らかあきらかにする必要ひつようがあるとも強調きょうちょう。総裁選そうさいせんや次期じき衆院選しゅういんせんの争点そうてんをめぐりめぐり「政治せいじ不信ふしんの大きなおおきなポイントぽいんとが（自民党じみんとう派閥はばつの）裏金うらがね問題と旧きゅう統一教会とういつきょうかい問題だ」とした上うえで、「臭いくさいものにふたふたをするのか、全容ぜんよう解明かいめい、再発さいはつ防止ぼうしにどれぐらいどれぐらい努力どりょくするか。国民こくみんの大きなおおきな関心かんしんだ」と語ったかたった。（大久保おおくぼ貴裕たかひろ）

国民こくみん民主党とうの玉木たまき雄一郎ゆういちろう代表は17じゅうなな日の記者きしゃ会見で「自民党じみんとう総裁選せんの新たあらたなテーマてーまが浮上ふじょうした」と述べた。「総裁そうさい選後の国会こっかいで説明せつめいをきちんときちんとせずに衆院しゅういん解散はできないできない」とも指摘してきした。

自民じみんが組織そしき的な関係かんけいを否定ひていしてきたことに対たいし、玉木たまき氏は「極めてきわめて密接みっせつな組織そしき的な関係かんけいがあったことは事実じじつだと思おもう。さすがにさすがに自民党じみんとう総裁そうさい応接室おうせつしつに入はいる記録きろくが残のこっていないことはないと思おもう。きちんときちんと調べしらべ、国会こっかいと国民こくみんに対たいし説明せつめいすべきだ」と強調きょうちょうした。

また、総裁選そうさいせんをめぐり「いわゆる安倍派あべはの応援おうえんをたくさん受けている方かたにはより大きなおおきな影響えいきょうがある」との見方みかたを示した上うえで、「総裁選そうさいせんの間あいだに説明せつめいを果たさなかったはたさなかったとしても、必ず国会こっかいなどの場ばで説明せつめいを新しん総裁そうさいは求められるもとめられる。仮にかりに説明せつめいを果たさないはたさないで衆院選しゅういんせんをしたら、大きなおおきなしっぺ返ししっぺがえしを選挙結果せんきょけっかという形かたちで受けるうけることになる」と語ったかたった。（松井まつい望美のぞみ）

共産きょうさんの小池こいけ晃あきら書記局長しょききょくちょうは17じゅうしち日の記者会見きしゃかいけんで、「組織的そしきてきな関係かんけいが明らかあきらかになった。全面的ぜんめんてきな再調査さいちょうさが必要ひつようだ。このことことは全てすべての自民党じみんとう総裁選そうさいせんの候補者こうほしゃに問われるとわれる。ここここに至っていたって再調査さいちょうさしませんというのは到底とうてい通用つうようしない」と述べたのべた。

小池こいけ氏は「自民党じみんとうぐるみで組織そしき的に教団きょうだんから組織票そしきひょうや選挙せんきょ運動うんどうの支援しえんをもらいもらい、見返りみかえりに何らかなんらかの便宜べんぎを与えてあたえていたと言われてもいわれても仕方しかたがない」と強調きょうちょう。岸田きしだ文雄首相しゅしょうに対したいし「これだけこれだけの決定的けっていてきな接点せってんが判明はんめいした以上いじょう、全面的ぜんめんてきな再調査さいちょうさを行うおこなう責任せきにんがあるある」と指摘してきした。

面談めんだん時じじとされる写真しゃしんに写うつっていた自民じみんの萩生田はぎうだ光一こういち・元もと経済産業相けいざいさんぎょうしょうや岸きし信夫・・元もと防衛相ぼうえいしょうには、「何なにが話し合はなしあわれたのか知しっているはずはずだ。国民こくみんに対たいし説明せつめいをするするべきだ」と求もとめた。（小林こばやし圭けいけい）

写ったうつった8人にんはいったい誰だれで、どんなどんな目的もくてきで撮られたとられたのか。入手にゅうしゅした写真しゃしんの細部さいぶから検証けんしょうしました。

Vocabulary

Grammar and Sentence Structure

1. 「影の部分の一つは裏金問題、もう一つが旧統一教会との関係だ」とした上で、「新たな事実が出てきたということは、これは重く受け止めなければいけない」と述べた。

   • Grammatical Points:

     • 「影の部分の一つは裏金問題、もう一つが旧統一教会との関係だ」: This sentence uses the structure of listing items. The phrase “一つは” (one is) and “もう一つが” (another is) indicate that the speaker is providing two examples of “影の部分” (the shadow part).
     • 「新たな事実が出てきたということは」: This part uses the phrase “ということは” to explain a situation or a fact that has been mentioned previously. It indicates that the new fact is significant.
     • 「重く受け止めなければいけない」: This phrase uses the structure “なければいけない” which expresses necessity or obligation.

   • Structure:

     • The sentence is composed of two main clauses. The first clause presents two issues related to the “shadow part,” while the second clause emphasizes the importance of acknowledging the new facts that have emerged.

2. 「調査をしないで、裏金問題も旧統一教会の問題もくさいものにはふたをしてすぐ総選挙をやるならば、国民がどういうしっぺ返しをするか。」

   • Grammatical Points:

     • 「調査をしないで」: This phrase uses the gerund form to indicate that the action of not conducting an investigation is happening simultaneously with the following actions.
     • 「くさいものにはふたをして」: This idiomatic expression means to cover up unpleasant issues. The structure “くさいものにはふたをする” is a metaphorical way to describe avoiding or hiding problems.
     • 「ならば」: This conditional form indicates that if the previous actions are taken, then the following consequence will occur.

   • Structure:

     • The sentence is structured as a conditional statement. The first part describes the actions that would lead to a consequence, while the latter part speculates on the reaction of the public as a result of those actions.

3. 「自民がこれまで組織的な関係を否定してきたことを踏まえ、「自民の調査や説明が全く虚偽だった。再調査し、実態解明をしてもらわなければならない」と述べた。」

   • Grammatical Points:

     • 「踏まえ」: This verb form indicates that the following statement is based on or takes into account the previous information. It is derived from the verb “踏まえる.”
     • 「全く虚偽だった」: This phrase uses “全く” (completely) to emphasize the extent of the falsehood.
     • 「再調査し、実態解明をしてもらわなければならない」: This structure combines two actions (再調査し and 実態解明をして) and uses “なければならない” to express necessity.

   • Structure:

     • The sentence begins with a dependent clause that provides context for the main statement. The main clause then asserts that the previous investigations and explanations by the ruling party were entirely false, followed by a call for further investigation and clarification.

Quiz

Test your comprehension of the article!