毎朝日

「本当にショック」遺棄された女性は千葉の高校生、知人らに衝撃

送検される安栖達也容疑者(左)=栃木県警下野署
送検される安栖達也容疑者(左)=栃木県警下野署

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乗用車じょうようしゃ車内しゃない女性じょせい遺体いたい遺棄いきしたとして無職むしょくおとこ(28)=埼玉県さいたまけん熊谷市くまがやし=が死体遺棄したいきようき容疑で栃木県警とちぎけんけい逮捕たいほされた事件じけんで、県警けんけいは21日、くなった女性じょせいは、千葉県ちばけん柏市かしわし高校こうこう1ねん坂巻杏月さかまきあづき(あづき)さん(15)と発表はっぴょうした。

坂巻さかまきさんをおさないころからひとたちは、事件じけんって一様いちよう動揺どうようかくせない様子ようすだった。

坂巻さかまきさんとおなじ集合住宅しゅうごうじゅうたく40代よんじゅうだい女性じょせいによると、坂巻さかまきさんは4人暮にんぐらしであにがいる。小学校しょうがっこう高学年こうがくねんのころにいまいえ転居てんきょしてきたが、登校班とうこうはんにはくわわらず、母親ははおやくるま学校がっこうまでおくってもらっていたという。「家族かぞく杏月あんづきさんをまもっている印象いんしょうだった」と女性じょせい

女性じょせい以前いぜん自宅前じたくまえすわっている坂巻さかまきさんにお菓子おかしあげたところ、おやお礼おれいてくれたこともあったといい、「なか家族かぞくだなとおもった」。坂巻さかまきさんについては「あいさつあいさつもしてくれてしっかりしっかりしていた」とはなし、「事件じけん本当ほんとうしんじられないし、想像そうぞうとかけはなれている」とおどろいた様子ようすだった。

べつの40だい女性じょせいは、坂巻さかまきさんがまだおさなころに、いえまえあに一緒いっしょカブトムシかぶとむしそだてる姿すがた印象的いんしょうてきだったという。「母親ははおやくるまでどこかへおく姿すがたをよくかけた。(坂巻さかまきさんは)いつも私服しはらだった。事件じけんまれたとしたら本当ほんとうにショックだ」

坂巻さかまきさんがかよった中学校ちゅうがっこう同級生どうきゅうせい一人ひとりによると、坂巻さかまきさんは中学時代ちゅうがくじだい不登校ふとうこう気味でしゅう2~3かいほどしか通学つうがくしていなかったという。

物静ものしず性格せいかくだが、なか友人ゆうじんたちとは笑顔えがおあかるくせっしていたという。「もとクラスメートくらすめーとがこういう事件じけんったといてびっくりしている」とかたとした。(福岡ふくおか龍一郎りゅういちろうたに瞳児とうじ

Vocabulary

Word (Furigana)JLPT LevelPart of SpeechMeaning
乗用車 (じょうようしゃ)N3Nounpassenger car
車内 (しゃない)N3Nouninside the car
女性 (じょせい)N5Nounwoman
遺体 (いたい)N3Noundead body
遺棄 (いき)N2Nounabandonment
無職 (むしょく)N2Noununemployed
(おとこ)N5Nounman
埼玉県 (さいたまけん)N4NounSaitama Prefecture
熊谷市 (くまがいし)N4NounKumagai City
死体遺棄 (したいいき)N1Nouncorpse abandonment
容疑 (ようぎ)N3Nounsuspicion
栃木県警 (とちぎけんけい)N1NounTochigi Prefectural Police
逮捕 (たいほ)N3Nounarrest
事件 (じけん)N4Nounincident
亡くなる (なくなる)N4Verbto pass away
千葉県 (ちばけん)N4NounChiba Prefecture
柏市 (かしわし)N4NounKashiwa City
高校 (こうこう)N5Nounhigh school
1年 (いちねん)N5Nounfirst year
発表 (はっぴょう)N3Nounannouncement
幼い (おさない)N4Adjectiveyoung
知る (しる)N5Verbto know
(ひと)N5Nounperson
一様 (いちよう)N2Adjectiveuniform
動揺 (どうよう)N2Nounagitation
隠せる (かくせる)N2Verbto hide
様子 (ようす)N4Nounstate
同じ (おなじ)N5Adjectivesame
集合住宅 (しゅうごうじゅうたく)N2Nounapartment complex
住む (すむ)N5Verbto live
40代 (よんじゅうだい)N2Noun40s
女性 (じょせい)N5Nounwoman
4人暮らし (よにんぐらし)N2Nounliving with four people
(あに)N5Nounolder brother
小学校 (しょうがっこう)N5Nounelementary school
高学年 (こうがくねん)N3Nounupper grades
(いま)N5Nounnow
(いえ)N5Nounhouse
転居 (てんきょ)N3Nounmoving
登校班 (とうこうはん)N2Nounschool commuting group
加わる (くわわる)N4Verbto join
母親 (ははおや)N5Nounmother
学校 (がっこう)N5Nounschool
送る (おくる)N5Verbto send
守る (まもる)N5Verbto protect
印象 (いんしょう)N3Nounimpression
以前 (いぜん)N4Nounbefore
自宅前 (じたくまえ)N2Nounin front of one’s house
座る (すわる)N5Verbto sit
お菓子 (おかし)N5Nounsnack
あげるN5Verbto give
(おや)N5Nounparent
来る (くる)N5Verbto come
(なか)N5Nounrelationship
良い (いい)N5Adjectivegood
家族 (かぞく)N5Nounfamily
あいさつN5Noungreeting
するN5Verbto do
しっかりN4Adverbfirmly
事件 (じけん)N4Nounincident
本当に (ほんとうに)N5Adverbreally
信じられない (しんじられない)N3Adjectiveunbelievable
想像 (そうぞう)N3Nounimagination
離れる (はなれる)N5Verbto separate
驚く (おどろく)N5Verbto be surprised
別の (べつの)N4Adjectiveanother
幼い (おさない)N4Adjectiveyoung
(ころ)N5Nountime
(いえ)N5Nounhouse
(あに)N5Nounolder brother
一緒 (いっしょ)N5Adverbtogether
カブトムシN5Nounrhinoceros beetle
育てる (そだてる)N5Verbto raise
姿 (すがた)N5Nounfigure
母親 (ははおや)N5Nounmother
どこかへN5Adverbsomewhere
送る (おくる)N5Verbto send
私服 (しふく)N3Nouncivilian clothes
事件 (じけん)N4Nounincident
巻き込む (まきこむ)N3Verbto involve
本当に (ほんとうに)N5Adverbreally
ショックN4Nounshock
通る (とおる)N5Verbto pass
中学校 (ちゅうがっこう)N5Nounmiddle school
同級生 (どうきゅうせい)N4Nounclassmate
一人 (ひとり)N5Nounone person
中学時代 (ちゅうがくじだい)N3Nounmiddle school days
不登校 (ふとうこう)N3Nountruancy
気味 (ぎみ)N4Nountendency
(しゅう)N5Nounweek
通学 (つうがく)N3Nouncommuting to school
明るい (あかるい)N5Adjectivebright
接する (せっする)N3Verbto interact
(もと)N5Nounformer
クラスメートN5Nounclassmate
遭う (あう)N5Verbto encounter
聞く (きく)N5Verbto hear
びっくりN5Nounsurprise
(かた)N5Nounshoulder
落とす (おとす)N5Verbto drop
福岡 (ふくおか)N4NounFukuoka
龍一郎 (りゅういちろう)N4NounRyuichiro
(たに)N5Nounvalley
瞳児 (ひとみじ)N4NounHitomiji

Grammar and Sentence Structure

  1. “坂巻さんを幼いころから知る人たちは、事件を知って一様に動揺を隠せない様子だった。”

    1. The grammatical point in this sentence is the use of the causative verb “知る” (to know) in its te-form followed by the verb “隠せない” (cannot hide).
    2. The sentence structure is as follows: [坂巻さんを幼いころから知る人たちは] (subject) + [事件を知って] (cause) + [一様に動揺を隠せない様子だった] (predicate). The subject is the people who have known 坂巻さん since childhood, the cause is knowing about the incident, and the predicate describes their state of being unable to hide their agitation.
  2. “女性が以前、自宅前に座っている坂巻さんにお菓子をあげたところ、親がお礼に来てくれたこともあったといい、「仲の良い家族だなと思った」。”

    1. The grammatical point in this sentence is the use of the verb “あげる” (to give) in its te-form followed by the verb “くれる” (to receive from someone).
    2. The sentence structure is as follows: [女性が以前、自宅前に座っている坂巻さんにお菓子をあげたところ] (cause) + [親がお礼に来てくれたこともあった] (result) + [といい、「仲の良い家族だなと思った」] (reported speech). The cause is the woman giving candy to 坂巻さん, the result is the parents coming to thank her, and the reported speech expresses the woman’s thoughts.
  3. “坂巻さんが通った中学校の同級生の一人によると、坂巻さんは中学時代、不登校気味で週2~3回ほどしか通学していなかったという。”

    1. The grammatical point in this sentence is the use of the verb “通学する” (to commute to school) in its te-form followed by the verb “していない” (not doing).
    2. The sentence structure is as follows: [坂巻さんが通った中学校の同級生の一人によると] (subject) + [坂巻さんは中学時代、不登校気味で週2~3回ほどしか通学していなかった] (predicate). The subject is a classmate of 坂巻さん who attended the same middle school, and the predicate describes 坂巻さん’s tendency to be absent from school and only commute 2-3 times a week.